「私には大きな大きな夢がある」なら

あなたには諦められない夢がありますか?

その夢が大きなもので、ちょっと現実離れしている壮大なものなら、どうしたらいい?

ひとつは、「実現を願い続ける」です。

あまりに壮大な夢は、たいてい自分の力だけでは達成不可能なものだったりします。実現に至るまで、自分が何をどうすればよいのか全くわからないものだったりします。

そこで、エフィカシーとコンフォートゾーンという考え方を取り入れるという方法が出てきます。

エフィカシーとは「自己効力感」。自分で影響を及ぼして未来を変えられる力の範囲を自覚している状態です。「自己肯定感」と勘違いされがちですが、「自己肯定感」は過去から今までの自分を受け入れること。「自己効力感」は今の自分が未来に向けてどんな力を発揮できるかを認めることです。

未来に向けて「できる」と感じる感覚がエフィカシーなのですが、自分に嘘をついて思い込むことではありません。エフィカシーを語る世界で第一人者である博士によると、「エフィカシーは過去とは関係ない」そうです。

これまでの成功体験があるから、自分はこれができるというものとは違う。

例えば、歩いたことのない赤ちゃんが「ボクは昔歩いたことがあるから今回も歩けるバブ〜」ということで立ち上がるのではない。よく観察して「自分もできる」と思って真似てみたらできちゃったという具合です。

この赤ちゃんのように「よく観察して「自分もできる」と思って真似てみたらできちゃった」という具合に“自分もできる”という気持ちを底上げすることが大事。しかもそれが嘘ではダメ。それが壮大な夢を叶えたいと思う人が行える道なのだそうです。エフィカシーを上げることだそうです。

でも、このエフィカシーを上げるには専門のコーチに付いてもらい、コーチングしてもらう必要があります。そして下手なコーチだと、ただ自分を騙すだけなので、いつまで経っても今の自分を越えられない…現状維持…または自信喪失につながります。

どうして夢を諦めたくなるの?

夢が大きすぎる場合に夢を諦める傾向が生じる心理メカニズムが働き始めるのですが、一つは、心理的な距離に問題があります。あなたの心の底で感じている夢と現実の離れ具合です。

大きな夢や目標は、現在の自分の置かれている現実から非常に遠いと感じる場合があります。このような遠い目標に向かって進むことは困難です。できないわけではなく困難です。達成までの長い道のりがモチベーションの低下や諦めにつながっていくわけです。

大きな夢はしばしばリスクや不確実性が伴います。脳に病気などない正常な感覚の持ち主なら自己保護の本能を持っています。この本能が働いて、失敗や失望の可能性が高い目標に取り組むことに抵抗を感じる場合があります。このような不安や恐怖感は、夢を追求するためのモチベーションを削ぎます。

さらにいうと、大きな夢に取り組むと、達成までに必要な時間と努力が多くかかることがあります。この長期的な取り組みによって、モチベーションが低下し、倦怠感や挫折感が生じる可能性があります。

確かに大きな夢を持つことで自己評価が高まり、自己価値の向上を期待する場合もあります。

とはいっても目標に向かう過程で失敗や困難が続くと、自己評価が揺らぎ、自己不信や自己否定の感情が生じることがあります。

これらの心理的な要素が組み合わさることで、夢を諦めようとするモチベーションの変質が起こる可能性があります。

この時、WOOPの法則を使うと人の本能に働いて、「その夢はあなたが叶える価値が本当にあるのか?」を現実的に問うことになります。ある人にはこれによって「現実的な道を歩もう」という選択を心の底からできるという効果があります。

素直に「自分はできないから他の人に道を譲り、自分は自分にできるもっと楽しい道を進もう」と確信を持って歩み始めるという具合です。

それでもやっぱり夢を諦めたくない!

しかし、WOOP(Wish, Outcome, Obstacle, Plan)の手法を使うことで、目標をより具体的に設定し、障害を克服するためのプランを立てることができます。また、小さなステップに分割して取り組むことで、達成感とモチベーションを維持することができるでしょう。

WOOPの法則はあなたに夢を叶える第三の道を示し、自然と自分の心を動かしていきます。

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