「夢をありありと描く」と叶わないってホント?衝撃の事実

これまでの常識からすると驚くべきことです。たくさんの人々が「ポジティブ思考」で考え、ポジティブを推奨し「まるで夢が実現したかのように想像しなさい。夢をありありと描き、夢に没入しよう!きっと夢に近づける」と言い、信じ、人々に教えてきたからです。

でも本当は、そうではなかったのです!

夢を描けば描くほど、夢の世界から遠ざかっていく⎯⎯のが本当だった!⎯⎯という驚愕の事実が科学的に証明されたのです。

『夢を描けば遠ざかる』という衝撃の事実!

1990年には証明されていた!夢が叶わない事実

「人」に「夢」と書いて「【儚】はかな(い)」は、人の描く夢は「淡くて消えやすい」ということから来た漢字ですが、昔々の人々はこのことを科学的に裏付けられるずっと前から知っていたのですね。

証明したのはドイツ出身の心理学者で米国で活躍するガブリエル・エッティンゲン教授。「ポジティブな空想は人間の経験として重要だと感じ、それがどう行動に影響するかを深く調べたかった」のだそうです。

空想の世界や過去の実体験とかけ離れた夢は、行動を促して夢を実現するためのエネルギーを人に与えるのか?という疑問の答えを得るための実験でした。

1980年代なかばに始まった実験で、肥満女性25人の減量プログラムを実施しました。目的はポジティブ・シンキングはダイエットに役立つか?の調査でした。

ダイエットプログラム参加者全員に、プログラム開始前に短いシナリオを完成してもらいました。自分がどれほどダイエットに成功する/失敗するかのシナリオを完成させた後、自分が作ったシナリオに描いた空想はどれほどポジティブ/ネガティブか点数をつけてもらいました。そのとき自分の想像にプログラム参加者自身の主観で評価してもらいました。

大切なのはどれほど痩せたか?ではなく、自分の想像を自分の主観で評価したときの得点に注目し追跡調査を行った点です。

1年後、ポジティブな想像をしていたグループと、ネガティブな想像をしていたグループとで比較しました。予想通りポジティブな想像をしていたグループの方が平均で12㌕多く体重を減らすことに成功していました。

なるほどそうですよね。でも大切なのはこれから。衝撃の結果は…

自分の想像を自分の主観で評価したとき、その想像がポジティブでしかも得点が高い超ポジティブなグループに教授は注目していました。

過去の経験とは関係なく、痩せることについて強いポジティブシンキングをした女性たち「友人たちと出かけるスリムで魅力的な私は、ドーナッツのそばを顔色ひとつ変えずに通り過ぎ、パーティーに行けば男性はみんな私に釘付け。目をつけていた素敵なひとが私に優しく声をかけ…腰に手を回し…」という具合のシナリオを完成させたグループと、「ついドーナッツを食べてしまう」とネガティブな想像をしたグループを比較したとき、予想していなかった衝撃の結果が出たのです。

ポジティブな想像をしたグループの中から、超ポジティブな想像をした女性たちだけを抜き出したグループと、ネガティブな想像をしたグループと比較すると、ネガティブな想像をしたグループのほうが11㌕多く体重を減らせたのです。

これを逆に言うと、超ポジティブな人々は減量できた平均体重が11㌕少ない!

ということは、目標達成を夢見ても、目標の成就を助けることにはならない。それどころか、むしろ夢の実現を邪魔してしまう、という調査結果になりました。

この研究結果は1991年に発表されましたが、誰も信用しなかったそうです。それ以降も色々なパターンで研究結果を積み重ね、これは正しいという証拠が積み上がると「そんな研究やめてしまいなさい」という圧力さえ加わったと教授は明かしています。

『夢を描きありありと想像すれば叶う』というのは間違い―それは嘘だった!

続き書くからブクマよろしく!

もちろん解決策がある。ポジティブシンキングが大事な理由と、解決策の実行には欠かせないこと、つまり夢を確実に捉える方法も書くよ。

夢を描いて生き生き生きていきたい!でも邪魔されるのはナゼ?

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